今回はいよいよオイル交換の実践編になります。オイル交換は学生時代にガソリンスタンドでのアルバイトで何百台とこなしたのですが、ガソリンスタンドでは機材も揃っているので簡単でした。今回はDIYでオイル交換を初めて行うにあたり機材一式の選定から購入までを行い、この記事では実際にオイル交換を行った際のレポートをお届けします。
目次
カースロープを使ってジャッキアップの準備

僕の乗っている3シリーズは車高調整式サスペンションに変更してあるため、ノーマルより前後が数センチ下がっています。そのため上記の画像の通りドア側の車高は15cm、ジャッキを入れるフロントバンパー側は13cmしか車高がありません。
そこでまずジャッキを使用するためにカースロープを使用してジャッキを入れられる高さを確保する所からスタートになります。

今回購入したカースロープの高さは13cm。実際にフロントタイヤの後ろに設置すると上記のようにギリギリでした。ここで気づく方もいると思いますが普通はフロントタイヤの前に置いて前進させて利用します。
しかし、我が家の駐車場は長さが5mしかなく、駐車場前は公道となるため前進させて使用しようとすると、そこは公道、、、そんなこと出来るわけもなく考えた挙げ句バックで使用すれば敷地内で作業ができるとなり、バックでの使用となりました。

スロープに乗る際タイヤが乗る部分に関しては、最も高い部分より若干下がるため乗り越えること無くキレイに載せることが出来ました。これでフロントバンパー下の高さは13cm+10cmで23cmとなりました。

ジャッキを使ってジャッキアップ
ジャッキアップを行うにあたり必要なのがジャッキアップポイントの特定です。サイドのジャッキアップポイントは特定されていますが、前両輪を同時にジャッキアップする際のポイントが明確ではなかったので、海外のサイト等で調べて見ると、フロントアクスルの中央部が画像の部分で有ることがわかりました。

オイル交換用のパネルより少し前の部分で凹みがあり中央に穴が空いている部分が該当箇所のようです。ここにジャッキを当てジャッキアップを行いました。
ジャッキアップ後はジャッキスタンドを使用
ジャッキアップ後、ジャッキスタンドを使用するわけですが、ここでどこにジャッキスタンドを当てるかの問題があります。もちろんジャッキアップポイントに当てればいいのですがBMW独自のジャッキポイントの形状を考慮する必要があります。
そこで使用するのがジャッキパッドです。通常はジャッキアップする際に使用すると思いますが、今回はジャッキポイントとジャッキスタンドの間に使用します。

こちらが今回準備したジャッキパッドとマジックテープ。マジックテープはこのジャッキパッドの固定に使用します。ジャッキアップされた車両を下げて行く際ジャッキスタンドにこのジャッキパッドを載せた状態で下げてキレイにドッキングさせるのは意外に手間取ります。
そこで車両側に予めジャッキパッドを固定しておく事で位置を気にせずジャッキを下ろす事が出来るようになるわけです。ちなみに海外ではジャッキポイントと一体型のジャッキアダプターも販売されていますが、結構お高いです。
この100円のマジックテープがあれば解決です。


ジャッキアダプターにマジックテープを貼り車両側に固定します。使用後は外し次回以降は使用する際にマジックテープで固定が可能になります!

装着完了!バッチリ固定出来ました。念の為ですが、貼り付けの際はジャッキポイントの中をキレイに脱脂してから貼り付けた方が剥がれたりする事が無いと思うのでマジックリンなどで脱脂しておくのがオススメです!

ジャッキパッドを固定した後、ジャッキスタンドを下に設置しジャッキをゆっくり下ろして行きます。

ジャッキをゆっくり下ろし、ジャッキを抜いた状態のジャッキアップポイントです。少しジャッキパッドは変形していますが、しっかり役目を果たしています。

今回購入したジャッキで上げきった状態でジャッキスタンドを使用しましたがスタンドは一番下のレベルでしか使用出来ませんでした。それでも何とか28cmで固定が出来たので、作業スペースは確保出来ました。もう少し高さが必要な場合などはもう少し大型のジャッキを用意したほうが良さそうです。
僕が購入したジャッキは2トン用で最高地上高が36cm。これ以上高さが必要な場合は3トン用で最高地上高47cmがありましたので、そちらを購入すれば38cmの作業スペースを確保出来ることになります。
オイル抜き~オイルの追加

廃油用のオイルパックは近所のホームセンターが最も安価で購入出来ました。

オイルパックの準備も完了!オイルを抜いて行きましょう!

車両の下に潜り位置を確認。赤丸の部分の蓋を開けるとドレンボルトが見えます。

この蓋が意外に邪魔で何もしないと蓋が上がりオイルでドロドロになるので、少し大きめの洗濯バサミやクリップで固定するのがおすすめです。

ドレンボルトを外すのに使用するのは10mmの六角レンチですが今回はトルクレンチに付属のビットを使用しました。

ラチェットごとオイルにまみれてしまいました。。。次回のオイル交換のために180円で別途六角レンチを購入しました。

オイルが抜けるのを待つ間にオイル・エレメントの交換を行って行きます。
オイル・エレメントの交換

3シリーズのこのエンジンの場合は向かって右側にある円形の部分がオイル・フィルターの場所となります。

専用のフィルターレンチなので遊びも無くピッタリです。

外す際はトルクも関係ないので普通のらラチェットレンチで開けて行きます。

丁寧なガレージなどだとフィルターに溜まったオイルを抜いたりするようですが僕の場合は完璧を求めないので古いオイルはそのままでフィルターを交換します。

定期的なオイル交換とフィルター交換を行っているのでそれほど汚れていないような気もします。

フィルターに付属しているOリングは2種類。矢印の場所のOリングにオイルを塗布後、新品のOリングに交換します。

新品のエレメントを装着する場合画像の位置まで押し込んでください。カチッと固定される場所まで押し込む必要があります。押し込みが足らない場合は中央の突起が隠れる程度で止まってしますます。
フィルター交換後はトルクレンチを使用して25Nmまで締め込みます。今回の場合は最大トルクの20Nmで締め少しだけ増し締めを行いました。
ドレンボルトの取り付け
新旧のドレンボルトがあるので念の為比較してみました。

右側:純正で使いまわしていたドレンボルト
左側:優良品に付属していたドレンボルト
刻印が少しは違いますが、締め付けトルクは8Nmとなっています。

裏面を見てみると、質感も大きな違いは感じられません。

トルクは0.2Nm刻みとなりますが今回は8.0Nmにセット

先程オイルまみれになったビットを使用し締め付けます。8Nmになったところでネック部分が折れ8Nmに達した事が明確にわかりました。
オイルの注入

オイルキャップを外し中を覗いてもきれいな状態が保たれています。

4L缶にオイルのノズルを取り付け全量を入れオイル交換完了となりました。
オイル量のチェック
オイルゲージの無いBMWではオンボードシステムによりオイル量を確認します。

メニュ- → 車両ステータスを選択肢、オイルレベルの測定を選択。
オイル交換後すぐに測定を行おうとしてもグレーアウトしており測定が行なえません。その場合はエンジンを始動して数分待ちましょう!数分後に測定が選択出来るようになります。

オイルレベルの測定中となり、確認できればOK!

4Lではmaxに達していません。。
今までオートバックスでオイル交換をしていたのですがその際には毎回4Lしか購入していませんでしたがオイルの追加購入を言われた事がありませんでした。
と言う事は、、、オイルが残っていたか、、違うオイルがたされていたか、、まあどちらにしてもベストなオイル交換は行えていなかったようです。
後日のオイル追加

再度4Lと1Lのオイルジョッキを購入しました。どれくらい追加したか確認するためにオイルジョッキを購入。ちょうど1Lを追加。オイルフィルター交換時は合計5Lが必要となります。

1L追加後、同じくオイル量の測定。maxの上限に届き無事オイル交換完了となりました。

こちらが次回以降使えるように購入した10mmの六角レンチです。180円なので是非買っておきましょう!
BMWオイル交換DIYまとめ
今回は撮影しながらのオイル交換となったため2時間程度を要しましたが、次回以降は30分程度で出来る作業かと思います。オイルが少し足らなかったり、六角レンチを使用したほうが良かったりと少しのトラブルはありましたが、大人の工作としては楽しみながら行えました。
BMWでのオイル交換は少し特殊な部分もありますが自分で確認しながらオイル交換や添加剤を使用出来るので同様の不安があり、交換する場所が確保出来るようならオイル交換DIYをオススメします!



